地域で働くを考えるVol.2 副業人材VS受け入れ起業経営者~副業採用は序章に過ぎない?~

長引くコロナ禍は働く人々にさまざまな行動制限を与えた一方、リモートワークやワーケーション、副業など新たなライフスタイルの可能性を提示しました。

こうした「ニューノーマル」な働き方は、実践をしようと思っても最初の一歩を踏み出すことがなかなか難しく、「いつかは実現したい」と思いつつも、いたずらに時間ばかりが過ぎてしまっている方も多いのではないでしょうか。

毎日みらい創造ラボでは、子会社に伊豆急を持ち、伊豆の地に深く根ざした企業である東急株式会社様と連携し、伊豆の経営者と副業人材のビジネスマッチング合宿を6/23~25に実施しました。

伊豆には大自然や温泉などの観光資源があり、豊富な海の幸山の幸、特産品のあるポテンシャルにあふれた土地です。そして、何より、チャレンジ精神旺盛な経営者が数多く存在します。

一方で、国内のほかの地域と同様に高齢化が進んでいるため、経営者が考えたアイデアを実現したり、共に考えてくれる人材が不足しているといった課題もあります。

東急・毎日みらい創造ラボでは、東京でスキルを持つ人材とポテンシャル豊かな伊豆の企業経営者をマッチングすることで、伊豆の企業が元気になり、さらには伊豆全体がさらに活気あふれる地域になればとの思いでだ第1回目の合宿を企画しました。

その結果、合宿では、伊豆企業9社、副業人材11人が参加し、伊豆企業7社と副業人材10人でマッチング交渉が成立しました。

ただ、マッチングはあくまで最初の一歩であり、経営者がどのように副業人材を活用するか、または副業人材はどうすれば副業先で実力を発揮できるのか、といった部分は課題として残ります。

今回のイベントでは、こうした課題を企業側、副業人材側、双方がどうすれば解決できるかを出席者、参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。登壇者は「定年ひとり起業」などの著書があり、コンサルタントとして企業の課題解決の実績が豊富な大杉潤さん、三菱地所の社員として、「交流・啓発機能」「ラボラトリー機能」「ショーケース機能」を備える東京・大手町の「3×3Lab Future」の館長を務めながら、静岡県三島市で副業として地元建設会社にも勤める神田主税さん、第一回目の合宿参加者で、ホテルの非接触システムの販売および開発を行う「Smart Hotel Solutions」代表取締役社長の高志保博孝さんをお招きします。

司会、進行は合宿主催者で東急の伊豆半島で行う観光型MaaS「Izuko(イズコ)」プロジェクトのリーダーであり、ノンフィクション作家などの副業も実践している森田創さん、毎日新聞の経済部記者としてさまざまな企業の取材経験があり、現在はスタートアップ支援、中小企業の第二創業支援を行っている毎日みらい創造ラボの永井大介が務めます。

■【登壇者】
◇大杉潤(おおすぎ・じゅん)さん
1958年東京生まれ 早稲田大学政治経済学部卒 日本興業銀行に22年間勤務したのち、東京都へ転職して新銀行東京の創業メンバーに。 人材関連会社、グローバル製造業の経営企画・人事の責任者を経て、2015年よりフリーの研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家。 合同会社ノマド&ブランディング・チーフコンサルタント

◇神田主税(かんだ・ちから)さん
2000年筑波大卒、NTTデータを経て、19年三菱地所入社。 エリアマネジメント企画部に配属。 館長を務める「3×3Lab Future」では、大手町、丸の内、有楽町を中心としたさまざまな業種・職種のメンバーと、地域課題を中心とした社会課題解決に向けたテーマに取り組んでいる。 浜松市出身

◇高志保博孝(たかしほ・ひろたか)さん
大阪大学、大阪大学大学院で、船舶海洋工学を専攻。2002年4月より、リーマン・ブラザーズ証券に入社し、金利デリバティブトレーダーとなる。その後、2005年、シニアトレーダーとして、ドレスナー証券へ転籍。2007年には、Directorへ昇進。2008年から2012年、RBS証券在籍後は、2007年から開始していた不動産投資事業に注力と同時に、新事業を開拓。民泊運営を2014年に開始、2016年から、旅館業法下で簡易宿泊所認可スキームを試みる。2018年からは、当事業を分社化し、Smart Hotel Solutions(旧bnb+)の代表取締役を務める。現在、Smart Hotel Solutions は、ホテルの非接触システムの販売および開発を行う。

◇森田創(もりた・そう)さん
東急株式会社交通インフラ事業部MaaS担当課長。1974年神奈川県生まれ。99年、東京急行電鉄株式会社入社。ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」の開業責任者、広報課長を経て、2018年から現職。日本初の観光型MaaS(次世代移動サービス)「Izuko」を伊豆半島で立ち上げた経緯を記した「MaaS戦記~伊豆に未来の街を創る~」を20年夏に刊行したほか、「洲崎球場のポール際」(第25回ミズノスポーツライター賞最優秀賞)「紀元2600年のテレビドラマ」の著作も。今回の合宿の主催者であり、自身も伊豆の企業で副業を実践している。

◇永井大介(ながい・だいすけ)
毎日みらい創造ラボ代表委員/毎日新聞社社内新規事業提案制度「Mai Turn」運営/毎日家業×創業ラボ主宰。1975年神奈川県生まれ。住友銀行(現三井住友銀行)を経て00年、毎日新聞社に入社。山形支局、東京社会部を経て、東京経済部で中央官庁や日銀、自動車、鉄道などを担当した。17年から毎日新聞社のベンチャー支援会社「毎日みらい創造ラボ」の立ち上げに携わり、30社以上の支援に関わったほか、毎日新聞社の新規事業創出も担っている。NEDO高度専門支援人材フェロー。現在は中小企業経営者の第二創業を応援する「毎日家業×創業ラボ」の立ち上げ準備を進めている。今回の合宿の主催者。

東急株式会社と毎日みらい創造ラボは、6/21~23の日程で伊豆の企業経営者と副業人材のマッチング合宿を実施しました。なお、第2回目(主催:東急株式会社、株式会社毎日みらい創造ラボ、後援:静岡県、下田市、三島信用金庫、株式会社伊豆新聞本社、伊豆急ホールディングス株式会社、協賛:三菱地所株式会社)の合宿を10月21~23日の日程で第1回同じく近代日本の始まりの地、下田で実施します。

ビジネスマッチング合宿の情報などはこちらのウェブサイト(https://izu-matching.com/)に登録してご確認ください